閉経前後の 5 年間と閉経後 5 年間の閉経前後の 10 年間は、「更年期」段階として知られています。閉経により、女性の心血管疾患のリスクが増加します。閉経してもすぐに血圧（BP）の変化は起こりませんが、一般に血圧の上昇は閉経後 5 ～ 10 年後に起こります。  プラセボ対照研究では、健康な閉経後の女性においても、活性型葉酸塩である5-MTHFを高用量（15mg）で長期投与すると、夜間血圧が低下し、血圧が下がる人の割合が増加することが報告されています。血圧に対する効果に加えて、葉酸によって引き起こされる酸化状態の低下は、アテローム性動脈硬化進行の危険因子の減少によって媒介される追加の利点をもたらす可能性があります。酸化ストレスの増加は、無症状の炎症、糖尿病、またはメタボリックシンドロームと関連して発生します。二重盲検プラセボ対照研究では、5-MTHF投与中の酸化ストレスが明らかに減少し、この減少と夜間の血圧低下との間に強い相関があることが示されています。  長期的に維持されるかどうかにかかわらず、5-MTHF の心血管および代謝への効果は、閉経後女性の心血管の一次予防に貢献する可能性があります。